JR西日本の新型コロナ対策 抗ウイルスフィルムの使い方
JR西日本が、在来線 5200本 全てに、抗菌フィルム等 抗ウイルス対策を行う事を発表しました。
お隣韓国でも、抗菌フィルムを用いた対策を行っています。
非常事態宣言も解除されたなかで、今後の一つのトレンドは、生活、活動するフィールドをウイルスから如何に守るか、防ぐ環境をどのように構築するかが、一つのポイントになるかと思います。
今回、JRの件なども含め。抗菌ウイルスフィルムを使用する場合の、ポイントや注意点を、お伝えしたいと思います。
抗ウイルスフィルムという製品の特長
抗ウイルスフィルム、抗菌フィルムといった、抗菌、抗ウイルス製品について、勘違いをされている方々も多いですが
ここでも説明させていただきましたが、この製品自体が、菌やウイルスを直ぐに死滅させることはしません。
イメージとしては、菌の増殖を抑えたり、ウイルスの生存期間を短くするというのが、これらの製品の特長です。
なので、抗ウイルス製品や、フィルムを使っているからと言って、そこにウイルスが存在していない。
ウイルスから100%安心、安全化というと、そう断言する事はできません。


抗ウイルスフィルムの賢い使い方

抗ウイルスフィルムの特徴、メリットとしては、抗ウイルス効果があるフィルム上では、ウイルスが本来の形状、性質を維持する事が難しい為、時間経過とともに、ウイルスの数、すこし専門的な話としては、人などの繁殖媒体に接触した時に、増殖するための機能を破壊されてしまい、無害なウイルス状態にしてしまう事があげられます。
(Business Insider 記事より引用:https://www.businessinsider.com/coronavirus-lifespan-on-surfaces-graphic-2020-3)
こちらは、海外サイト Business Insider さんの記事ですが、新型コロナウイルスは、付着したモノや環境によっては、長い間生存することが確認されています。
なので、沢山の人が触れる可能性がある場所やウイルスが残存しやすいものに使う事で、その場所の ウイルス残存数確率を、低減する事ができます。
例えば、今回のJR西日本さんの様に、電車の車両の窓ガラス、特に乗車ドアのガラスは、沢山の人が触れる可能性があるので、こういったところに貼っておくのは、良い方法と言えると思います。
自分達の注意や、他の対策と組み合わせて使う。
それでももちろん、100% ウイルスを防ぐとは断言できないのが、抗ウイルスフィルムや、抗ウイルス製品なので
自分達の普段のケアや、注意しつつ、扱うのが、更に賢い使い方だと思います。

抗ウイルスフィルムの中には、例えば
富士フイルムさんの製品などは、抗ウイルス処理がされた表面の、ふき取りテスト(ふき取りの耐久性)や、次亜塩素酸、アルコール等、消毒効果の高い液体などへの性能劣化テストをしっかりやられています。
こういった製品であれば、抗ウイルスフィルムを貼り合わせた場所に、更に 消毒処理を行う事で
その表面のウイルス存在確率を、大幅に下げる事が期待できます。


あとは、もちろんですが、自分達の意識として、沢山に人が触っている場所や、ウイルスが残存している可能性のある場所には、触れないようにする。
そして、石鹸や、消毒剤などで、必要に応じて、自分達の手の状態を清潔に保っておく。
そんな意識と組み合わせてつかえると、より安全な環境を維持できることでしょう。

